Q1
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論理的障害とは?
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A1
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論理的障害とは、人為的ミス(領域を開放した、フォーマットした、ファイルを削除した、ウィルスに感染した等)が原因で、Windowsが起動しなくなったり、データが消えてしまったりする状態です。データ情報は残っているが形式が壊れて表面上見えなくなってしまった状態です。データ形式を再構築することにより、比較的高確率でデータ救出が可能です。
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Q2
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機物理的障害とは?
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A2
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物理的障害とは、機器が機械的、電気的にトラブルを起こした状態です。ハードディスクでは、異音がする、動作音がしない、BIOSで認識できない等の症状があり、故障内容は磁気ヘッド破損、記録ディスク面の損傷、制動モータの故障、基板のショート等があげられます。データの救出は非常に困難で、費用も高額になってしまいます。弊社では、火災や水没などで損傷が激しく、HDDがまったく動作しない重度の物理的障害については、現在のところデータ救出作業をお請けしておりません。 |
Q3
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ヘッドクラッシュとは?
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A3 |
ヘッドクラッシュとは、ハードディスクの物理的障害の一種です。パソコン起動中に落下させたりして強振動を与えた場合に起こる確率が高く、ハードディスク内で高速回転する記録ディスク(プラッターと呼ぶ)とレコード針に相当するヘッドが接触して機器が破損し、データが読み書きできなくなった状態を言います。データの救出は非常に困難で、費用も高額になってしまいます。作業は機器の分解・部品交換作業が必要であり、弊社では現在のところデータ救出作業をお請けしておりません。 |
Q4
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ハードディスクが壊れる前兆って分かりますか。
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A4 |
ハードディスクの調子悪くなり、壊れていく様子は、だいたい次の様な順番です。
読み書きが遅くなる→読み書き時にエラーメッセージが出る→動作音が大きくなる→「カンカン」等の異音がする→動作音がしなくなる。
少しでもハードディスクの調子がおかしいと思った場合には、外付HDDやUSBメモリ−等の別媒体にデータのバックアップを取り、もしもの時に備えてください。 |
Q5
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ハードディスクに障害が発生した場合、行ってはいけない事はありますか?
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A5 |
絶対に行ってはいけない事は、そのまま使い続けてしまうことです。パソコン(ハードディスク)に異常を感じたら、必要なデータをバックアップし、速やかに使用をやめて電源を正常な方法で切ってください。電源を入れているだけでも障害は進みます。また、救出したいデータが他のデータによって上書きしてしまう可能性が高いので、アプリケーション使用によるデータの上書きや新規保存、ソフトのインストール、スキャンディスクやデフラグ等は実施しないでください。 |
Q6 |
なぜ「データ救出サービス」では重度の物理障害に対応できないのですか? |
A6 |
以前はどんな重度の障害にも対処してきました。しかし、ハードディスクを開封して内部ディスクを取り出して作業をしなければいけない様な重度障害の場合、長期の作業時間と高額な費用の割にはデータの救出率が非常に低い(良くて30%程度)という実績がほとんどでした。弊社で相談を受ける案件の内、重度の物理障害以外が90%以上を占めていることもあり、設備・パーツ部品のストック等を必要最小限にして全体の技術サービス費用を低額にする営業方針に切り替えました。 |